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R2年度の筆記試験対策(その1)共通な設問形式

R2年度の筆記試験対策の進め方に書いてみたいと思います。

特に、初めて二次試験を受験する人にとっては、キーワードのインプット学習が優先になっていていませんか?

そんなことをやっている人で、もう間に合わない、時間がないと、よくある「受験申込提出」燃え尽き状態に陥る前に、少しアドバイスしたいと思います。

試験に出る問題とその解答の仕方に沿って、アウトプット学習を進めることが、一番有効です。

そして、自分の業務経歴に適した解答パターンの型を作り出して準備しておき、その引き出しを試験中にカスタマイズできるようにすれば、試験会場で問題冊子を開いた瞬間に頭真っ白ってことはなくなるはずです。

 

1.筆記試験内容は、昨年度から変更無し。

 受験申込案内を確認すると、R2年度試験は、R1年度試験から変更点は無しである。 

 

2.出題される問題は、「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」を確認することを目的として、作問されている。

よって、評価基準は、コンピテンシーに沿った論文が書かれているかということである。

 

3.出題形式は、各技術部門にわたって共通な設問形式となっている。

 必須科目Ⅰ、選択科目Ⅱ-2、選択科目Ⅲで問われるコンピテンシーと設問番号を記載すると下表の通りである。

 必須科目Ⅰと選択科目Ⅲは、同じコンピテンシーが問われていることになる。違いは、必須科目Ⅰは、技術部門全般にわたる内容に対して、選択科目Ⅲは、技術部門の中の選択科目の内容ということになる。これを意識した学習が必要である。 

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4.書くべき内容は、問われているコンピテンシーに対して、書くことが基本となる。こうすることによって、試験官は、採点し判定し易いからである。

 

5.学習方法(その1)

 R1年度の「各技術部門にわたって共通な設問形式」は、R2年度も継続すると考える。

その理由は、文科省の試験部会で、「参考7 試験科目別確認項目.pdf」という資料で決められているからである。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/002/siryo/__icsFiles/afieldfile/2019/02/18/1411044_013_1.pdf

 

 尚、将来的には、「各技術部門にわたって共通な設問形式」自体を少しずつ変えていくことも考えられるが、まずは、R1年度の設問形式のパターンで学習を進めることをお勧めする。

また、変化球として、R1年度の設問形式

「解決策に共通して新たに生じうるリスク」だったものが、

「解決策で新たに生じうるリスクの内、(SQDCMEの内、Mとかの観点)についての対策について述べよ。」と変えてくるかもしれない(これは発展的応用?ですが)。

 

 共通な設問形式であったが、部門によっては、少しアレンジされていたケースもあった。それでも、R2年度は、そういったアレンジした部門においても、作問委員が修正してくるだろうと想定している。

よって、学習方法(その1)は、共通な設問形式での論文形式に備えることである。

 

6.学習方法(その2)

 各問題の出題予想テーマを考えて、それに対応した学習方法(その1)のパターンで準備する。

出題予想テーマは、所管官庁白書、学会誌、過去問等からキーワード抽出する。また、これまでは出たことが無いが、出るかも?を予想(やまを)する必要である。

そのキーワードに対応した答えをパターン化して準備しておくことである。

 

7.学習方法(その3)

 コンピテンシーの中で、回答すべき内容は、大体決まっているハズである。

 

 

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(作成日:2020年4月22日)