2019技術士試験、AM択一問題 → 筆記問題への変更対策はどうしたらいいの? その傾向はどこかの対策参考書や問題集があったら教えてください・・・と探している人が多いかと想像しています。
これについては、2019年2月22日(金)開催予定の『技術士第二次試験委員(作問)総会』で決められていくものであって、守秘義務をおった作問委員に委ねられる内容なので、試験当日にならないと解らない内容になります。
それでは、どうやって勉強していくのか?
一番不安が多いのは「Ⅰ必須科目」の部分、つまり、AM択一問題が廃止になって、導入される筆記問題だと思います。
この出題に関しては、「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力+「Ⅲ選択科目」に関する範囲ということが公表されています。
これだと自分の専門である事項から広めの技術分野全体の専門知識、応用能力について、キーワードを収集して確認する必要があるということくらいしか解りません。
もう少しヒントはありませんか?
「試験科目別確認項目」という資料が公開されています。
出典は、下記の公開資料からです。
これによると、Ⅰ必須科目(資料では「必須科目Ⅰ」)とⅢ選択科目(資料では「選択科目Ⅲ」)の違いは、技術者倫理が試験問題に有無ということが明確に書いてあります。
つまり、作問委員は、この表(マトリックス)に沿った形で、試験問題を作成することになります。ズバリ「技術者倫理」に関して社会的認識について、想うことを述べよという直球で試験問題を作ってもいいだろうし、技術部門で、公益確保に反する過去の事故・不正トピックの事例を挙げさせて、その内容と自分の考えを解答させることだって考えられます。しかし、これらの内容については、2~3の事例について解答案を整理しておけば、あとは試験内容によってカスタマイズして解答可能と考えますので、大きく心配する必要はない範囲と考えます。
よって、技術者倫理に関することを整理してしまえば、後は、Ⅲ選択科目に必要な専門とする事項のキーワードと選択科目よりも広い技術分野のキーワードについて勉強すればよいことになります。つまり、これまでと何ら変わらないということになります。
あと、2019年4月1日に「働き方改革」に関する色々な法制度が変更されることが決まっていますので、技術士試験はタイムリーな話題が取り上げられやすい傾向にありますので、これらについても調べておき、自分の技術分野、選択科目に当てはめた場合の具体的な内容、課題、問題点、その解決策も整理しておく必要があります。
・労働基準法の改正:年間残業720時間以内、45時間年6回まで
(作成日:2019年1月20日)