非常に難しいテーマです。
簡単に、予測が当たるほど簡単な試験ではないことを承知してします。
ズバリ的中しなくとも、せめても答案用紙を白紙にしないで、ネバれるようにできれば、という願いは叶うかもしれません?(苦しい表現)
1.R1年度の「必須科目Ⅰ」の各技術部門の出題テーマ一覧を確認する。
何となく、統一性があるように想いませんか?
SDGsと各部門での最新の関心事項や話題の組み合わせになっているように、見えます。
たまたまなのか? それとも試験部会である程度、大枠のテーマを決めて、その上で、作問委員がその範囲内で作問しているのだろうか? と想像します(その真相は、わかりません)。
しかし、試験部会の資料を見ると、ズバリ「試験問題の最終的な決定権限は、作問委員が持つものとする」と書いてあります。
https://www.mext.go.jp/content/20191213-mxt_kiban01-000003179_4.pdf
ちょっと、横道にそれますが、「採点マニュアル」があるんです。採点基準、それって、答案用紙に、コンピテンシーが具体的に書いてあること?とか、こういうキーワードを用いて書いてあること? とかを確認するのでしょうか? ・・・興味深い。
R1年度の「必須科目Ⅰ」の各技術部門の出題テーマ一覧
2.「受験申込み案内」記載の出題内容
下記の通り、出題内容については、今年(令和元年度)も昨年度から変更ありません。
・令和元年度(平成31年度)[新制度初年度]
出典:『平成31(2019)年度技術士第二次試験 受験申込み案内』のP.7「平成31年度技術士第二次試験の内容について」 から、抜粋引用。
・令和2年度
出典:『令和2年度技術士第二次試験 受験申込み案内』のP.7「令和2年度技術士第二次試験の内容について」 から、抜粋引用。
3.試験部会の資料から「出題内容」を確認する。
この確認結果、試験部会の資料の記載内容が、そのまま「受験申込み案内」に記載されていることが判ります。
出典:第28回【開催日時:平成30年11月6日(火曜日)15時00分~17時00分】試験部会『資料2 技術士試験の改定内容について』のP.3「平成31年度技術士第二次試験に関する出題内容等(参考1)」 から、抜粋引用。
その後、試験部会で、直接試験に関する会議は、次の2回開催されていますが、「出題内容」に関する資料は、提出(公開されている範囲を見る限り)されていません。
よって、『令和2年度技術士第二次試験 受験申込み案内』のP.7「令和2年度技術士第二次試験の内容について」 の記載になっていると思います。
・第30回【開催日時:令和元年11月1日(金曜日)13時~14時まで】
・第31回【開催日時:令和元年11月27日(水曜日)13時00分~15時00分】
4.出題テーマを予測する。
昨年度2019年度、どんなニュースがあったのか、それを調べてみて何らかのヒントがあるかもしれません(作問委員の立場で考えてみる)。
<主なニュース>
・コンビニエンスストアの24時間営業見直し
・高齢ドライバーが事故が多発
・あおり運転
・台風大雨被害、新幹線水没、送電鉄塔倒壊
・探査機はやぶさ2、小惑星リュウグウに着地成功
・東京五輪マラソン・競歩、札幌開催
総合技術監理部門であれば、直近の発生した話題から問題が作成されることが多いので、上記にニュースと最近の話題を合わせて、次のような問題もあるかも?
・新型コロナの影響、マスク不足、テレワーク関連では、色々と問題が作れそう。
・東京五輪マラソン、競歩、札幌開催(延期以前に)のように、綿密に計画されてきた事業の突然の計画変更での対応に関して、問題が作れそう。
一般部門では、担い手不足(生産性向上、働き方改革)、高齢者事故、自然災害、維持管理の見直しと、これまでと余り大きく変わらないような問題ではないかと予測しています。それは、ニュースで取り上げられている内容を見ても同じような要素だからです。
一方、「選択科目Ⅲ」の問題予測については、過去問題テーマを確認して、そろそろ出そうかな? と予想することも大事です。2年続けて出たので、今年は別になるとか。そんな見方も必要です。ご自身の予想が一番大事です。
勿論、色々な情報源にアンテナを張っておくことも必要ですが、そんなに当たることはないですね。
数少ないテーマにしぼって、「これは絶対出ますょ」と言うよりは、あれもこれも網羅的にテーマ挙げれば、当たる確率が高くなることは言うまでもありません。
(作成:2020年4月28日)