1.来年度(R8,2026),技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)について
(出典)『令和7年度 技術士第二次試験 受験申込み案内』(P.77~P.78)より抜粋引用。
日本技術士会は、文部科学省科学技術・学術審議会技術士分科会において「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」の改訂が決定された(以下「改訂版コンピテンシー」という。)ことから、令和8年度技術士第二次試験より改訂版コンピテンシーを適用した試験を実施することといたします。
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)
改訂後(下線部分:改訂個所)(令和5年1月25日改訂:令和8年度より適用)
(1)専門的学識・・・変更無し。
(2)問題解決
・業務遂行上直面する複合的な問題に対して,これらの内容を明確にし,必要に応じてデータ・情報技術を活用して定義し,調査し,これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。
・複合的な問題に関して,多角的な視点を考慮し,ステークホルダーの意見を取り入れながら,相反する要求事項(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等),それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で,複数の選択肢を提起し,これらを踏まえた解決策を合理的に提案し,又は改善すること。
(3)マネジメント・・・変更無し。
(4)評価・・・変更無し。
(5)コミュニケーション
・業務履行上,情報技術を活用し,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ包摂的な意思疎通を図り,協働すること。
・海外における業務に携わる際は,一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え,現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。
(6)リーダーシップ・・・変更無し。
(7)技術者倫理
・業務遂行にあたり,公衆の安全,健康及び福利を最優先に考慮した上で,社会,経済及び環境に対する影響を予見し,地球環境の保全等,次世代にわたる社会の持続可能な成果の達成を目指し,技術士としての使命,社会的地位及び職責を自覚し,倫理的に行動すること。
・業務履行上,関係法令等の制度が求めている事項を遵守し,文化的価値を尊重すること。
・業務履行上行う決定に際して,自らの業務及び責任の範囲を明確にし,これらの責任を負うこと。
(8)継続研さん
・CPD活動を行い,コンピテンシーを維持・向上させ,新しい技術とともに絶えず変化し続ける仕事の性質に適応する能力を高めること。
出典:『令和7年度 技術士第二次試験 受験申込み案内』(P.77~P.78)
2.解説
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)については,『修習技術者のための修習ガイドブック-技術士を目指して- 第3.1版』で詳細に解説されているので,確認することをおすすめします。
【変更箇所のみ】
(2)問題解決
・業務遂行上直面する複合的な問題に対して,これらの内容を明確にし,必要に応じてデータ・情報技術を活用して定義し,調査し,これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること。
【解説】『修習技術者のための修習ガイドブック-技術士を目指して- 第3.1版』より,抜粋引用。
(P.19)3.5.1 IP4 問題分析
達成基準:複合的な問題を、必要に応じてデータ・情報技術を活用して定義し、調査し、分析すること
・複合的な問題に関して,多角的な視点を考慮し,ステークホルダーの意見を取り入れながら,相反する要求事項(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等),それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮した上で,複数の選択肢を提起し,これらを踏まえた解決策を合理的に提案し,又は改善すること。
【解説】『修習技術者のための修習ガイドブック-技術士を目指して- 第3.1版』より,抜粋引用。
(P.21)3.5.2 IP5 解決策のデザインと立案
達成基準:複合的な問題に対して、多角的な視点に考慮し、ステークホルダーの意見を取り入れながら、解決策をデザインあるいは立案すること
(P.22)特に、最近は問題が複合化しているため、多角的な視点を考慮し、ステークホルダーの意見を取り入れながら、相反する要求事項(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)、それらによって及ぼされる影響の重要度を考慮して、合理的な解決策を提案する必要がある。
(5)コミュニケーション
・業務履行上,情報技術を活用し,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ包摂的な意思疎通を図り,協働すること。
【解説】『修習技術者のための修習ガイドブック-技術士を目指して- 第3.1版』より,抜粋引用。
(P.26)3.5.5 IP8 コミュニケーションと協働
達成基準:あらゆる活動のプロセスで、複数メディアを用いて、幅広いステークホルダーと明確かつ包摂的にコミュニケーションを行い、協働すること
・海外における業務に携わる際は,一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え,現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。
(7)技術者倫理
・業務遂行にあたり,公衆の安全,健康及び福利を最優先に考慮した上で,社会,経済及び環境に対する影響を予見し,地球環境の保全等,次世代にわたる社会の持続可能な成果の達成を目指し,技術士としての使命,社会的地位及び職責を自覚し,倫理的に行動すること。
【解説】『修習技術者のための修習ガイドブック-技術士を目指して- 第3.1版』より,抜粋引用。
(P.31)3.6.1 IP11 社会の保全
達成基準:複合的な活動について、予測可能な経済的、社会的、環境的影響を認識し、持続可能な成果の達成を目指すこと
・業務履行上,関係法令等の制度が求めている事項を遵守し,文化的価値を尊重すること。
【解説】『修習技術者のための修習ガイドブック-技術士を目指して- 第3.1版』より,抜粋引用。
(P.33)3.6.2 IP12 法律、規制及び文化
達成基準:あらゆる活動のプロセスにおいて、法律、規制、文化的要件を満たし、公共の衛生と安全を守ること
・業務履行上行う決定に際して,自らの業務及び責任の範囲を明確にし,これらの責任を負うこと。
【解説】『修習技術者のための修習ガイドブック-技術士を目指して- 第3.1版』より,抜粋引用。
(P.37)3.6.5 IP15 決定への責任
達成基準:複合的な活動の一部、ないし全てについて、決定を下す責任を負うこと
(8)継続研さん
・CPD活動を行い,コンピテンシーを維持・向上させ,新しい技術とともに絶えず変化し続ける仕事の性質に適応する能力を高めること。
【解説】『修習技術者のための修習ガイドブック-技術士を目指して- 第3.1版』より,抜粋引用。
(P.36)3.6.4 IP14 継続研さん(CPD)と生涯学習
達成基準:CPD 活動を行い、PC を維持・向上させ、新しい技術と絶えず変化し続ける仕事の性質に適応する能力を高めること
参考:『修習技術者のための修習ガイドブック-技術士を目指して- 第3.1版』
https://www.engineer.or.jp/c_topics/011/attached/attach_11040_2.pdf
https://www.engineer.or.jp/c_topics/011/attached/attach_11040_3.pdf
https://www.engineer.or.jp/c_topics/011/attached/attach_11040_4.pdf
(作成:2025年11月25日)