令和4年度 技術士第二次試験 受験申込書様式等については、令和4年4月1日(金) 8時に、指定試験機関(日本技術士会)ホームページに掲載されました。
以下、記事については、昨年度(令和3年度)の情報です
1.業務内容の詳細(720文字)の記載目次
(下記、「技術士第二次試験 受験申込み案内」に記載あり。)
業務内容の詳細(720文字)は、
・「目的」
・「立場と役割」
・「技術的内容及び課題」
・「技術的成果」
・など(等)・・・・「課題解決策」にあたると思います。順番としては、「成果」の上に入れるといいと思います。
を
【受験申込書に記入した「専門とする事項」を踏まえ】(R4年度追加)
簡潔にわかりやすく整理して記入してくださいと書いてあります。
この記載は、令和2年度→令和3年度→令和4年度で若干変更になっています。
この資料は、筆記試験合格者が口頭試験時の試験官手元資料になるものです。
試験官は、1人で多数の人を評価しているので、指定されている記載順番でないオリジナルの場合は、すんなりと理解できず、この受験者は、何をこだわって書いているのか? ということで、読み直すかもしれません?(想定)・・・こんなことを想定して、記載内容を見直してみてください。
また、令和元年度からの新試験制度からは、技術士のコンピテンシー確認で、
「口頭試験(筆記試験合格者のみ) 技術士としての適格性等について口述により行います。」について、この業務内容の詳細を作成において、口頭試験時の試問内容を意識して、質問された時の回答がこの資料に書いてあるように補足しておきたいとところです(または、質問してもらうようなキーワードを入れ込んでおくこと)。
業務内容の詳細(720文字)
出典:令和4年度 技術士第二次試験 受験申込み案内(P.32より)
過去はどうだったのか?
出典:令和3年度 技術士第二次試験 受験申込み案内(P.31より)
出典:令和2年度 技術士第二次試験 受験申込み案内(P.31より)
(尚、令和元年度も同様。)
2.総合技術監理部門の場合
業務内容の詳細(720文字)の記載は、総合技術監理の視点から記入してくださいと書いてあります。
コンサルタント業務の場合、総監5管理の内、安全管理、社会環境管理の2つの管理は業務上、大きい問題とならないことが多いので、無理に書く必要はありません。しかし、口頭試験時に他の管理についても質問があると想定して、小さいレベルで実施していることを整理しておくことをおすすめします。
3.気になる点
(1)「専門とする事項」と合っているか?
業務内容の詳細(720文字)で書く内容についてですが、
まず、【受験申込書に記入した「専門とする事項」を踏まえ】(R4年度追加)
と、「受験申込み案内」に追加されたことの裏を返せば、「専門とする事項」と一致していない内容を記載している人達が多くなってきているのではないかと想定します。
(2)記載事項の参考
・「目的」:業務内容が理解できること。
・「立場と役割」:「私」の業務上の立場と役割を明確に記載のこと。マネジメント、リーダーシップのコンピテンシー試問での説明の回答が違ってきます。
・「技術的内容及び課題」:複数で多数の技術的な内容や課題があって、大変な業務であったということよりは、2~3つの課題にしぼった方がいいです。
・「課題解決策」:2~3つの課題にしぼった「複合的なエンジニアリング問題」(参考)のような解決策の考え方を示せばいいです。
(参考)https://www.engineer.or.jp/c_topics/008/attached/attach_8620_1.pdf
・「技術的成果」:単に、目的に達成した。と書いておけばよい。将来的展望などは、口頭試験時に口で喋ればよい。
参考:
(作成:2022年3月27日、最終更新日:2022年4月2日)