あと13日で、2019年3月8日(金)H30年度技術士第二次試験の合格発表を迎える。
平成最後の合格発表でもあり、かつ、現試験制度の最後の合格発表日でもある。
おそらく今年度受験した人で、口頭試験を受験した人の多くは、長かった合格発表日がいよいよかと思いつつ、同時に不安感を払しょくしきれない日々を送っておられると想像しています。
また、同時に、来年度も別の科目や別の部門にもチャレンジすることを同時に考えて、準備をしている人も多くいるかと思います。
その中で、受験申込書のフォーマットや記入要綱が公開されていない為、新試験制度では「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」に基づいて評価されることが決定している(※1)ため、心配事がある。
上記(※1)の根拠資料:
これらの項目について「業務の詳細」にちりばめて書く必要があるか? そんなに盛り込んで720文字(新試験制度では720文字になるかは未定です)にしたら、本来の業務の中身の技術が簡単になってしまう。技術部門というよりは、総監のようにマネジメント中心の記載になってしまう。
そんな疑問を抱いている人は多いと思います。
しかし、その答えは、受験申込書のフォーマットが公開された後でなければ、わかりません。
単に、評価基準的には、試験成績通知のフォーマットから推測すると、今年度の合格者には、例年であれば、図1のフォーマットの成績通知が郵送される予定である。
また、新試験制度となる2019(H31)年度からの成績通知フォーマットは、図2のように予想します。
このことから、受験申込書の「業務の詳細」に、口頭試験で聞かれるであろう図2の①~④(特に①と②)の各項目を記載しておこうと、用意周到の完璧主義者もいるかもしれません。
しかし、冷静に考えてみて、①~②の試問項目は、業務がきちんと書かれていれば、そこから派生してくる質問に過ぎず、これまでと何ら変わりないと思いませんか?
あと1~2ヶ月、①~②のストーリーのイメージを思い浮かべることも悪くはありませんが、受験申込書の記載内容を見てからでの判断してみてはいかがでしょうか。
要するに、今は、「業務の詳細」を現試験制度で練り上げることに注力しておくことが大事な時期です。
図1:H30年度までの成績通知フォーマット
上記の根拠資料:
図2:2019(H31)年度からの成績通知フォーマット(予想)
上記の根拠資料:
(作成:2019年2月23日)