令和元年度総監の択一問題での「総合技術監理キーワード集2019」からの出題キーワードについて、調べてみた。
1.キーワード集からの出題
キーワード集を下記画像のようにエクセルで整理して、設問での記載されているキーワードを整理してみた。
・経済性管理1~203【出題キーワード数 28】28/203≒13.8%
・人的資源管理1~158【出題キーワード数 26】26/158≒16.5%
・情報管理1~166【出題キーワード数 21】21/166≒12.7%
・安全管理1~193【出題キーワード数 21】21/193≒10.9%
・社会環境管理1~154【出題キーワード数 22】22/154≒14.3%
それぞれの管理のキーワード中、約10%~17%程度について出題されている。
但し、設問29のように「フォールトトレランス」の例を選択する問題の選択肢には、高信頼性化の他のキーワード(フェールセーフ、フォールトアボイダンス、フェールソフト、フールプルーフ)の説明が出ているので、他のキーワードの内容を知っていないと解答できないことになる。
よって、安全管理1~193【出題キーワード数 21+4=25】25/193≒13.0% の方が正しいかもしれない。このように関連キーワードが1つの設問の中の選択肢で問われるようなことを想定して学習する必要がある。
2.キーワード数に載っていない出題数
キーワード集には載っていないが過去問で出題されている人事考課問題、環境統計(大気+PM2.5、河川・湖沼)環境白書、東日本大震災関係は、要チェックということになる。
・経済性管理 →無し
・人的資源管理
設問13(人事評価)→人事考課管理
・情報管理
設問18(平均値、中央値、第3四分位数)←「3Q(スリー・クォーター)」って言ってくれれば解り易いのだが?
設問24(経営課題分析)
・安全管理
設問27(地震・津波防災)
設問28(安全帯)
・社会環境管理
設問36(原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境汚染からの回復状況)
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この表は、次回「キーワード集2020」等が出た時の差分抽出用に使えるかどうかで、あまり有効には使えないように思えました。
来年度は、今年出題されたところ以外から出題されるか? ということで、令和元年度問題をマスターした上で、それ以外についても漏れがないように勉強するというスタンスが必要だと思います。今年の同じ問題も出るかも?
(作成:2019年8月31日)