令和元年度(2019) 技術士第二次試験 口頭試験に臨む方へ
まず、筆記試験に合格されて、おめでとうございます。
合格者のリストの中に自分の受験番号があって、筆記試験合格を確認し、嬉しい気持ちになったと同時に、これまでに感じたことのない不安感が押し寄せてきていると想像しています。
さて、次は、最後の関門の口頭試験が待ち受けています。
いくつかの注意点を記載しておきます。
1.郵送されてくる口頭試験(通知)を確認する。
筆記試験合格発表から、数日後に、筆記試験合否通知兼口頭試験の通知が郵送されてきます。
2.口頭試験の日時は、変更できない。
通知に、口頭試験の日時、場所が書いてある。この日時は、個人都合によって、変更することはできない決まりになっている。
専門性の高い試験官の都合によって、日程が決められているので、変更は不可である。
3.口頭試験の場所
口頭試験会場:フォーラム8(東京都 渋谷)
東京近郊に居住であれば、当日移動でも問題ないが、全国各地に住んでいる人に対して東京1ヶ所で口頭試験を実施しているので、前泊移動を計画して宿泊予約を早めにしておく必要がある。
4.ストレス対策
口頭試験は、9割合格する試験である。但し、令和元年度から新しい試験制度に変更になったため、コンピテンシーを確認する試問に変更になるので、昨年度までの内容とは変更になることを想定しておく必要がある。(総監部門は変更無し)
また、ストレスの要因で一番大きいことは、1割の不合格者になりたくない。また、口頭試験で不合格となった場合、来年度は、また筆記試験からやり直しということ。
この2つのことで、相当ストレスを感じることになる。
しかし、一般技術部門の場合、12月末までに口頭試験が終了する(総監の場合は、1月中旬までである)。でも、このストレス状態から本当に開放されるのは、3月初めの合格発表の時、その瞬間までである(そこまで長過ぎるのである)。
5.頼りになるものは
まず、会社や無料・有料添削講座でお世話になった講師の方に、筆記試験が合格したことを連絡して、お礼を言っておくこと。また、講師に方にとっては、口頭試験も無事合格することを望んでいることが間違いないので、解らないことや不安に想っていること、或いは、「口頭試験の模範解答方法など無いですか?」と、依頼しても失礼にはならないと思います。但し、注意する点は、今年度は、試験制度が変更された最初の年なので、これまでの情報+α(コンピテンシーの確認に対応する受け答え)が必要になることである。
(作成:2019年10月30日、最終更新日:2019年10月31日)