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【総監】令和元(2019)年度の口頭試験対策

総合技術監理部門の令和元(2019)年度の口頭試験対策について考える。

 

1.筆記合格発表から口頭試験日まで、約2ヶ月以上あるということ

 筆記試験の合格発表日は2019年10月29日(日)(例年5時50分に、日本技術士会のホームページに合格者の受験番号が掲載される。)

 総監の場合口頭試験の実施時期は、例年、翌年の1月に入ってからである。このように、約2ヶ月間あるのは、ある面で、一般技術部門の技術で何でも解決してしまうとう考えから、総監の5管理を駆使して、トレードオフに対処しつつ、最適な行動を実行するという考え方を整理するという期間に頭を切り替えてねという配慮かもしれない。

・・・・・ということを口頭試験準備期間で感じることと思います。

 

2.試問事項、評価方法に変更はない

 受験案内書に書いてある通りで、一般の技術部門は、今年度より口頭試験においても各コンピテンシーで評価されるようになったが、総監部門においては、昨年度と同じ評価内容である。

 

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 3.実際の試問例(頻出試問内容)

・どうして総監が必要なですか?

・総監の受験動機は?

・業務経歴を総監能力向上の過程で説明してください(新人配属の時から)。

・仮想事例

例えば、あなたが災害対策本部長になったとして、総監的にはどう行動しますか? 5管理についてそれぞれ説明してください。

トレードオフで、経済性管理以外について説明してください。

・最近のニュース(関心のある事故事例)

 例えば、踏切事故のあった鉄道会社の管理者になった場合、どうすべきだったと思います?

・御社のQMS(ISO9001、14001など)の特徴は?

 

4.総監は、一般技術部門とは違う

・業務詳細についてのプレゼンは無いかも?

 もしあったとしても、簡単に説明するとすれば、5管理の内で、例えば、設計部門なので、工程管理(D)と品質管理(Q)の経済性管理についてが、業務詳細で書いた事項のようなことが多いです。・・・と、一般技術部門のように技術を駆使し、創意工夫しましたストーリーよりもいいかもしれません。

要するに、工程管理(D)と品質管理(Q)一般技術部門のように技術を駆使し、創意工夫して解決しましたというような内容はよくありません。両方一挙に解決ではなくて、トレードオフ間のそれぞれの比率を上げ下げして解決しましたのような感じです。

 ・口頭試験時間は、20分で調整するので、一通り予定試問が終わってしまった場合、時間調整の追加質問がある場合もある。5管理の内で、別の管理ではどうですか?と管理を変えて時間調整といった試問もある。

 

(作成:2019年9月29年)