来年度(2019年度)の技術士試験は、大きく変わります。
一般部門では、択一問題が廃止 になり、全て記述式の筆記試験に変更になります。尚、総監部門では、変更無しで択一問題が残っています(変更されません)。
≪変更になるところ≫
一般部門では、択一問題が廃止になり、全て記述式の筆記試験になる。これまでは、択一問題6割未満で、選択問題の記述解答が採点されませんでしたが、来年度からは採点されます。よって、成績通知で、自分の評価を確認することができるようになりました。
変更点としては、評価する内容も変更されています。これによって、出題される問題にも反映される可能性がありますので、その視点を入れて論文を書く必要があります。
さらに、これらの試験制度変更に伴って、受験申込書も少し変更される可能性がありますので、4月初めの段階で再確認の必要があります。
≪スタート地点が人それぞれ≫
技術士試験は、合格発表まで相当待たされる期間が長い試験です。筆記試験を受けても合否まで3ヶ月待たされます。さらに、口頭試験を受けても同じように待たされます。そんな中で、筆記試験で不合格になってしまった人は、10月末から次年度に向けて対策を進めている人もいます。そんな訳で、スタート地点は人それぞれです。
但し、受験申込時期の4月から始めても誰もが筆記試験の合格を勝ち取れるかというとそんなに簡単な試験ではないということになります。2018年度の建設部門の筆記試験合格率は、6.6%でした。100人受けて、6~7人しか合格しないということです。よって、人それぞれに計画的に勉強をしていく必要があります。
≪勉強方法も人それぞれ≫
独学で受験する人もいるだろうし、会社の知り合いに指導を受ける場合もあるだろうし、有料・無料の対策講座を受講する人もいるだろう。
独学よりも人との接点を持って技術士試験の対策することは、大きなメリットがあります。受験ノウハウであったり、記述式論文作成のテクニックとか、誤解している内容に気付かされたり、それも人それぞれだと思います。でも、一つ言えることは、独学よりも人と接する関係上、いつまでに何々をしなければいけないといった期限管理が生まれるので、自分への甘えを持ち直すといったことが可能になるかもしれません(まあ、自己責任であることに違いはありません)。
1.初めて受験する人のスケジュール (案・例)
申込み
|
筆記
|
口頭
|
|
1月 |
↓
|
↓
|
|
2月 |
↓
|
↓
|
|
3月 |
↓
|
↓
|
|
4月 |
受験申込
|
↓
|
|
5月 |
↓
|
||
6月 |
↓
|
||
7月 |
筆記試験
|
筆記解答復元
|
|
8月 |
口頭対策
|
||
9月 |
↓
|
||
10月 |
筆記合格発表
|
↓
|
|
11月 |
↓(模擬面接)
|
||
12月 |
口頭試験(11月末~1月末)一般:11月末~12月
末、総監:1月 |
||
1月 | |||
2月 | |||
3月 |
合格発表
|
2.昨年度、不合格となり、再受験をする人のスケジュール (案・例)
申込み
|
筆記
|
口頭
|
|
10月 |
筆記合格発表/不合格
|
||
11月 |
↓
|
筆記対策
|
|
12月 |
↓
|
↓
|
|
1月 |
↓
|
↓
|
|
2月 |
↓
|
↓
|
|
3月 |
↓
|
↓
|
合格発表/不合格
|
4月 |
受験申込
|
↓
|
|
5月 |
↓
|
||
6月 |
↓
|
||
7月 |
筆記試験
|
筆記解答復元
|
|
8月 |
口頭対策
|
||
9月 |
↓
|
||
10月 |
筆記合格発表
|
↓
|
|
11月 |
↓(模擬面接)
|
||
12月 |
口頭試験(11月末~1月末)一般:11月末~12月末
<総監:1月
|
||
1月 | |||
2月 | |||
3月 |
合格発表
|
(作成日:2019年1月3日)