1.丸暗記してはいけない
経歴と業績の口頭説明を練習する場合、受験願書に書いた物を丸暗記してはいけません。
丸暗記する前に、声に出して読んでみてください。
読みづらいところや過不足に気づくと思います。そういう部分は口頭説明するときに変更して説明すべきです。
受験願書に書いた物は試験管の手元にあります。
なので、それを忠実に一字一句暗記して読む必要はありません。
ポイントをしぼって説明する。
あと気づくと思いますが、業績を膨らませて見せるために、「等(など)・・・」と書いてあるところもあると思いますが、この部分は口で説明するには無駄なところです。
また、受験、技術士取得動機は、経歴説明の中で必要性があったと思うことを説明しておいた方が試験管とのやりとにおいて、その後の質問展開が易い。
2.録音して自分の声を聴いてみる
有効なツールを挙げておくと、スマートフォンの録音機能やボイスレコーダーです。
録音した自分の声を聴いてみる。
何らかの気づきが得られるハズです。
おそらく完璧だ!と思うことは少ないと思います。4月の受験願書提出前に、何度も先輩技術士に添削してもらったハズなのに、ダメだ!と思うのではないでしょうか。
時間も秒オーダーで認識できるので、720文字を説明するには何分かかるんだということが判断できます。結果的に、相当思い切ってバッサリ説明しない部分を削除することになります。
3.時間指定に対応する
「何分程度で説明してください。」と、質問された場合でもその時間に応じた対応がとれると思います。
経歴・・・何分、業績・・・何分くらいかを把握しておけば、
「経歴と業績を続けて10分程度で説明してください。」と、言われても慌てずに、7分前後に説明することは可能となります。ただ注意する点は、口頭試験時間は20分なので、経歴、業績説明に指定時間を超えてしまうと、他の口頭試験確認事項の内容が少なくなってしまうので注意が必要です。
4.試験内容と合格基準
口頭試験では、次の3つが合格基準(60%)に達していることの確認です。
1.経歴および応用能力 ・・・ 経歴と業績
2.技術者倫理
3.技術士制度の認識その他